本日は 亡き母の命日です
平成12年5月8日午前9時55分 享年88才 で亡くなりました
思えば その日 三輪崎の姉から 早朝 おふくろの容態がおかしい
と電話があり 駆けつけました
意識はあり しばらく 様子をみていて
私が 「お母ちゃん 水 飲むかん」 と 聞いたところ
こっくりと うなずき
私が 抱きかかえ 上半身を起こし 三輪崎の姉と
二人で 飲ませました
美味しそうに飲み 「美味しいかった」 と聞くと
又 こっくり と うなずき 目を閉じました
それから しばらくして 母は 本当に眠るように 亡くなりました
最後の 水 でした
子供の私から みても 見事な死 でした
明治生まれの母は 大変な苦労 を いたしました
そんな 状況でも
私は 母に なに一つ 不自由なく 育てていただきました
母が 亡くなるまで 母に叱られた という 記憶がありません
が 一人息子でしたので 母からは 頼りにはされては いました
結婚して 宇久井へ 住むように なると
何か ことがおきると 「キヤっちゃん よ・・・・・・・」 と
電話がありました
懐かしい 記憶ですが
いまにして思えば それが 唯一の 親孝行 です